アダム徳永のスローセックスレポート

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加山智美さん(仮名)39 レポート1

私がモニターを受けようと思ったきっかけは、最高のセックスがしてみたかったから。
自分でも「男脳」と自覚しているぐらいに、セックスに対して、他の女性よりも興味が強いし、性欲も強い。付き合った男性もセックスが好きな男性が多く、研究熱心な人もいたし、前戯に時間をかけてくれる人もいた。しかし「イク」ほどの快感を経験したことなく、女として損している気がして、新たな世界が知りたかったからでした。

先生の本は前から知っていて、付き合っていた彼や男友達とも「アダムタッチ」の話をしながらお酒を呑んだ。なんてことも何回もあるのですが、思い返してみれば、私が話した男性は「アダムタッチ」という技法には興味があるけど「スローセックス」には興味がない。セックスの道具としてアダムタッチは取り入れるけど、スローセックスという行為の中での女性心理については興味がない。実際に先生のカップル講習を1回だけ受けたことがある男性にアダムタッチをしてもらったことがあったけど、とっても気持ちいいけど、それは元彼女バージョンで、私用に応用されていなかったようで、イクまでの官能がない。その男性のアダムタッチと、本物のアダムタッチは何が違うんだろう。それが知りたくて、私がイカないのは自分の感度のせいなのか、相手の男性との相性が悪かっただけなのかも。いろんなことが知りくて。

私は子供の頃に肥満児で、あだなは「ホワイト・ピック。白豚。とん」。いじめにあっていた時期もあったけど「いつか痩せてキレイになってやる!!」とダイエットを始めたのが小5。そんな過去があり、さらに現職がモデルなせいか、いつでも相手に「好かれたい・美しく見られたい」という気持ちが、ものすごく強いことに気がつきました。セックスの最中の「あぁキレイ」と言われるのが私にとっては最高のご褒美。そのために、キレイに見える角度を探し、感度の良い身体を演じる。男性が好きそうな声を出す。自分の気持ち良さよりも、相手が感じてくれているか重要。いろんなことを考えすぎて「感じる」余裕がない。セックスに集中できない。相手の男性のセックスというよりも、私の気持ちが影響して「素」になって快感を受け入れることができなかったみたい。先生とのセックスの間も、うっかり、美しく見られるための演技をしそうになりましたが「せっかくのモニターなんだから、それはやめたほうがいい」と言い聞かせ、良く見られたいという気持ちを放棄したら、先生の気持ちと、私自身の感性を受け入れることができました。「オスの情熱・官能」と「父親のような、全てを包んでくれる愛情」「先生の純粋さ」いろんなものが伝わってきて、セックスが「お互いを知るための行為」だと思わずにはいれませんでした。先生の中に、今の男性にない「オスとしての自信」を感じました。きっと、女性の一番、美しい感性を引き出せる術を知っていることからくる自信。女性の官能をコントロールできる自信。先生の自信は、私が男性に求めていた自信、そのものでした。

モニターをすると決まってから、実際にお会いするまでの数日間のドキドキ。このドキドキはとっても久しぶりな感覚。学生の時の初めてのデートみたいな感じで、このドキドキが女性ホルモンを分泌させていると実感しました。気がつけば、ドキドキする出来事なんて、めったにない生活になってしまっていたけど、このドキドキは美しくいるためには必要だなぁ。サプリメントを飲んでいる場合じゃない。たくさんドキドキしなきゃ!と普段の生活を反省しました。

待ち合わせ後、カフェでアンケート。公の空間で過去のセックスについて、まじめに思い返し、それを声に出す。呑んでいる席で冗談でセックスの話をすることはあっても、過去のセックスについて真面目に話をしてことがなかったし、私の取り留めない話を、ちゃんと聞いてくれるのが、とっても嬉しくて、アンケートの会話だけで脳が感じ出し、前戯してもらっている気分になり、これからどんな体験をするのかと思うと、身体が熱くなりました。

ホテルに入り、どうしていいのかわからなくて緊張していたら、先生がお風呂の手順を話しつつお風呂を入れてくれて、あとは先生に任せるしかないと思ったら、ちょっと安心しました。お風呂で先生に石鹸で身体を洗ってもらう。私の身体をとっても大切なもののように、ゆっくりとやさしく手を滑らせてくれる。その動きが、とても心地よい。それだけで濡れちゃって、先生に見つかっちゃった時は、本当に恥ずかしかったです。

そしてベットへ。先生のキスは優しくて柔らかくて、気持ちが穏やかになり、身体の緊張もほぐれて。「もう濡れちゃうぐらいに興奮しているのに、これからどんな快感が待っているんだろう」と期待する余裕が出てきました。

濡れやすい体質なせいか「濡れているからスタンバイOK!では挿入!」という男性が多かったので、「もっと触って欲しいのに」「もっと舐めて欲しいのに」と思うことが多かった私。濡れているし、「それ以上求めるのもはしたないよね」と諦めていたけど、先生は私が「感じすぎてダメ!」って思うぐらいにクンニしてくれた。実は、ちゃんとクリトリスの皮をむいてクンニしてもらったことがなかったので、最初は「え!?そんなに引っ張ったら痛い!」と焦りましたが、それは過去の経験がそう思わせていただけで、その感覚を味わっていると、あまりの快楽に自分が壊れてしまうのではないかと怖くなるぐらいでした。

アダムタッチは一言で「脳みそがとけちゃうよ~」が素直な感想。身体という器がどこまでだったか、だんだんわからなくなってきて、身体の中の感性だけがそこにある感じで、大きな声が出ちゃう。けど、声を出すことだけが自己存在を確認する手段のようにも思えて、たくさん声を出しちゃいました。セックスの間、私が手を握ったら握り返してくれる。そんな単純なことが嬉しくて、「今、手を握ったらうっとうしいかしら」とか、セックスの間も無意識に気持ちを抑圧していたことに気がつき、そんなに自分を解放していなかったら、イケるはずないよね…と反省しちゃいました。アダムタッチもとっても気にったけど、それ以上に私が感じたのは、挿入中の耳への愛撫。もともと耳は弱い場所なのですが、耳が女性器になってしまったかと思うぐらいの快感で、変な話、3Pしているのかと錯覚してしまうぐらいでした。ますます、いやらしい気分が高まり、いやらしい顔をしている私を、先生がどんな顔で見つめているのかを見たくなっちゃった。そう思って顔をあげると、今度は顔へのタッチ。優しい愛情が伝わってきて、このまま死んでもいいと思ったぐらい幸せな気持ちになりました。カッコつけたりしないで、自分の感性を子供のように素直に感情を表現する豊かさ・楽しさ。セックスの中で、そんな楽しみがあったなんて、それまで想像すらしたことはなかったです。「イクのが目的」そんなセックスになってしまっていたのは相手のテクニックばかりではなく、私自身の問題が多かったことに気がつけたのも、大きな収穫でした。

今度は私が先生を感じさせる番。なのですが・・・。以前、まだ付き合って日が浅い彼に、身体をマッサージしてあげて、その後、フェラして感じてもらおうと一生懸命にやっていたら、Hの後に「お前さ、風俗で働いていたの?」と聞かれた。「やっぱり男性は控えめぐらいな女性がいいんだろうなぁ」とトラウマになってしまいました。以来どうやって男性を感じさせてあげたらいいのか、悩んでいたのです。しかし先生の身体を触るとピクンと反応してくれるのが嬉しくって、上手にできなかったけど、頑張っちゃいました。

生まれて初めて「Gスポットはここ」と教えていただいたのですが、残念なことに、私のGスポットは開発されていないらしくピンときませんでした。AGスポットとTスポットは、指を入れられるのは痛くて苦手だったので、できるだけ指の刺激なしにしていたのが、もったいなかった気がしたぐらい気持ちいいと思いました。

そして挿入。入れただけで動かない先生。五木寛之さんの「ポリネシアンセックス」を読んでから、挿入しても男性が動かないセックスに憧れすら感じていたのが、やっと現実化した。想像以上に感じる。膣壁でペニスを味わう快感。その間も背中や腰に優しくタッチ。だんだん焦れてきて、だんだん官能も高まって…。思わず、自分から腰をふり快楽を求めました。

騎上位での挿入の時は、動きがぎこちない私の腰を掴んでサポートしてくれた。どんなふうに腰を動かしていいのかわかっていなかったので、安心して快楽に意識をむけることができました。ゆっくりとした長い挿入の後、私のフェチズム“M”のお話もしていたので、バックでお尻をたたいてもらって、さらに興奮。全身だけでなく頭からも汗をかいちゃったぐらい、まさに全身で感じてしまいました。

セックスの後は、先生の腕枕でウトウト。睡眠導入剤を常用している私には、そのウトウトが何年かぶりの快楽で「身も心も満足すれば、こんなに幸せな気分で眠れるんだ…。」と、すっかり忘れていた気持ちを思い出し、またウトウト。ふっと意識が戻りそうになった時に、先生が私の身体をしっかり抱きしめていてくれていて、それにまた安心してウトウト。何度か起きそうになったけど、先生がずっと私の身体をホールドしてくれていて、その度に幸せを感じて、またウトウト…。すっかり子供にかえってウトウトしちゃいました。

ペルーに行った時に、「男女の結合した木彫りの置物」が空港のお土産屋さんにも、たくさん堂々を置いてあって、「性」を隠す習慣がないのと驚いたことがあります。日本でも「神がかった女性(巫女)と性交を持ち、それで男性は神のエネルギーとつながる」という神事があったとか。古事記・日本書紀及び伝承でも、天岩戸開きで、天照大神を岩戸屋から出すために天細女命が、陰部などさらし、みだらな格好をして面白おかしく踊って、神々が楽しそうにしている様が、天照大神が岩戸屋から出てくるきっかけとなった。エジプトでも、太陽神「ラー」が長いことふさぎ込んでいた時、愛と喜びの「ハトホル女神」が自分の陰部を広げて見せて励ました。
「性」というのは、実は、もっともっと神聖なものなのではないか。子供や子孫を残すために必要な行為が、なぜ、「いやらしい・汚らわしい」などというマイナスの言葉で表現されてしまうのか。

現代社会では物があふれているから「性」が商品になったり、「暴力」になったりもするが、人間本来の「性」というのは、もっと日常的な「食欲・睡眠欲・排泄欲・性欲」生きていくのに必要なエネルギーだったはずなのに、どこかで歪められてしまったのではないか。

ヨガでもチャクラを開くには性エネルギーが必要って言っているのに、なぜそれを普通に「男女間」「カップル間」に置き換えられないのだろう。疑問に思っていたところで、女の子なら誰でも「くっつきたい♪抱っこして欲しい♪」って気持ちがあるし、それを素直に表現してもよい。でも男性は「強くあるべき」という意識があるから、肌の触れ合いに興味を持たなくなるように洗脳させてしまう。その欲求が「挿入」にばかり向くのではないか。

男性は女性よりもスキンシップをせずに育てられてきたから、スキンシップがなくても平気という本も読んだことがあります。セックスは「自分が好きなだけスキンシップできる場」。カップルが二人で「子供返りしてもいい場」でもあると思います。赤ちゃんが泣いたら抱っこして安心させる。顔を見て「どうしたの?」と語りかける。赤ちゃんが欲しがるものは、人間が心の底から望んでいる生きるための欲求。それを大人になってから体験できる場がセックス。美味しい物を食べたら、もっと美味しい物が食べたくなるように、楽しく酔ったら、また楽しいお酒が欲しくなるように、素敵なセックスをしたら、もっと素敵なスキンシップをしたくなるはず。セックスの最中にもっと「どこが感じる?」「どうして欲しい?」とやりとりをして、もっと高め合い、愛情を深め合い、素敵なセックスの努力が必要だと思いました。

本当に素敵な経験をさせていただき、心から感謝しています。ありがとうございました。



Slow Sex Report

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