アダム徳永のスローセックスレポート

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渡部淳子さん(仮名)31 レポート1

初体験以降ずっと性交痛に悩んできた私にとって、セックスとはコンプレックスの元凶のような存在でした。何気なくまわりの友人に聞いてみても、そんな悩みを抱えている人は誰一人としておらず、親友にいたっては私が認識しているだけでもここ数年だけで30人以上の男性と気が赴くままにセックスし、その快感を堪能しているような状態。そんな状況では私はこんなことを誰にも真剣に打ち明けることができず、いつもどこか心の奥深くに重い十字架を背負っているような気分でした。何故私だけがセックスに苦しみを感じなきゃならないんだろう。私の何がいけないのだろう。そういう自責の念でいっぱいで、外見とは裏腹に女としての自信やプライドはもう内心ボロボロでした。そのため、男性から言い寄られても、「この秘密を打ち明けられるくらい心の広い人でなければ怖い」とか、「好きな人ができたとしても、その時を迎えたらこれが原因で捨てられてしまうかもしれない」とかそういったネガティブな思いが、いつもいつも頭をめぐっていました。その結果、私は段々と男性と一歩踏み込んだ関係になることが怖くなり、そしてそういったことから自分を遠ざけるようになっていました。しかし私も31歳。そろそろ自分の愛する人をみつけ、その人と長く安定的な関係を築いていきたいという願望を抱くようになり、この自分にストップをかけているセックスという大きな問題を何とか解決しなければ先に進めないと、日に日に強く思うようになりました。

そんな時に書店で出会ったのがアダム先生の著書でした。読むにつれ、だんだんとその世界に自分が引き込まれていくのが分かり、むさぼり読むように本に没頭しました。これまで何の解決策にも出会えなかった私に先生の本は、「こんな私でも自分の世界を変えることができるんじゃないか」「私にも女としての自信を取り戻すことができるんじゃないか」と明るい未来を描かせ、希望を与えてくれました。そう思ったらもう即行動。どうせ教えを乞うならばその道の一流に触れるのが一番。それが信条の私は、恥も外聞も捨て、とにかくすぐにアダム先生のスクールの門を叩きました。

まずはカウンセリングから、ということでオフィスに伺うことに。勢いよくコンタクトをとったものの、いざ自分の顔を人に晒してこれまでの自分のセックスについてを話さなければならないと思うと、正直気が重くなりました。でもここで立ち止まっていても誰も助けてくれないと思い、思い切ってカウンセラーの方に自分の全てをお話しました。すると意外にも「性交痛で困っていらっしゃる方って本当に多いんですよね」とのこと。いろいろとお話しするうちに、私の悩みもそんなに特別なことではないんだということを感じ始め、是非ともモニターに応募してみたいとお願いしました。

そしてモニター体験の日。初めてオフィスで先生にお会いしました。とても上品でマイルドなカンジのする方だなとの印象を受けました。そしてさすが芸術家らしく、なんだか繊細な優しさを醸し出す方イメージでした。ここで先生と少しお話し、それからタクシーでホテルに向かいました。

ホテルに着いて、バスタブにお湯を溜めている間、バスローブに着替えて先生とソファーでお話しました。正直、先生が悩みを抱えた女性には慣れっこであることは十分分かってはいましたが、でもいざ自分がその一人として先生の目の前にいると、「先生はどういう対応をするんだろう」と内心ドキドキ・ビクビクしていました。でも先生は意外に気楽で先生が部屋の中を歩く際に、時折何気なく吹く口笛が、私の心を軽くしていきました。そして先生が先にお風呂に入り、「後からゆっくりきてね」と言われました。そうは言われても何となくタイミングをつかめずにいたところ、先生から声を掛けられ、意を決してお風呂に向かいました。何せ男性とセックスするのは1年ぶりくらい。それもホテルに行くなんてここ数年なかったため、こんな状況は久しぶりすぎて、もう緊張してお恥ずかしながら内心コチコチでした。これまでの私の体験から、こういう状況になったらガッとあちこち強く触られるのかなとの想像していたのですが、先生の手つきはとてもゆっくりで優しく、バスタブの中で後ろから抱きかかえられ、優しく背中や腕を撫でられているうちに、少しずつ緊張の糸がほぐれ落ち着いてきました。そのせいか、先生に「濡れてるよ」と言われた時には、ああ、緊張してるけれどでも体はちゃんと反応してるんだ、と思えて何となく嬉しかったです。しばらく先生とバスタブの中で後ろから、そして前から抱き合って肌をよせているうちに、自分がほぐれてくるのを感じ、安心し始めました。そして先生がバスタブから先にあがって出ようとした時、先生の下半身が私の目の前で突如あらわになり、ちょっとビックリしました。先生のペニスが大きく勃っていて、ホントに数分お風呂で触れ合っていただけなのに、私だけでなく先生の体もそれに反応してくれたんだなと思うととても嬉しくなり、思わず「わぁすごい!」と言ってしまいました。

お風呂からあがり、先生に導かれてベッドに横たわると、アダムタッチによる愛撫が始まりました。最初は腰、それからお尻や背中へ、なんとも言えない心地よい快感が広がっていきました。今まで腰をそんな風に優しく何度も触れられたことはなかったせいか、こんなに自分が腰やお尻で感じられるなんて新しい発見でした。今でもあの手の感覚を思い出すと、腰がカクッっとなってしまう程の気持ちよさです。そうして触れられているうちに自分も段々と熱くなってくるのを感じ、先生がお尻を何度もやさしく触ると、もっと下のほうに、中のほうに、という気持ちになってきて、自然とお尻を突き出すような仕草になりました。私のセックスでの悩みの一つは、相手がその気になればなるほど自分が冷めていってしまうという点で、でもいつも仕方なくそれらしく相手にお付き合いし、感じているフリをしていました。でも先生にお相手してもらう以上はそんなことは絶対したくない、自分が気持ちよくなかったら無理に反応しないし、気持ちよかったらその感覚に任せようと決めていたので、もっと触ってほしいなと思えてきた自分が嬉しくなってきました。

そして先生の指がクリトリス周辺に達したときには、これまでの男性に力を入れて触られていたのとは全く違う感触が待っており、ゆっくりと優しくそして何度も丁寧に行きつ戻りつする先生の指に段々と息づかいも荒くなってきました。そして舌による愛撫が始まった時、人生で初めてアナルを舐められました。もしこれが先生でなかったら拒んでいたことでしょう。でも先生の愛撫には全く拒絶感を感じることはなく、アナルを舐めてもらえました。さすがに初めての体験だったのでやはり緊張してしまいましたが、でもその割にはひょっとしたら今後これが気持ちよくなるかも、という感じがありました。そしてそのままクリトリスの周りをクンニされ、先生の小刻みな舌使いにだんだんと気持ちが良くなってきてしまいました。今までだとクンニはベロンベロンに舐められてベチョベチョになるか、強くてざらついていて痛いかのどちらかしか知らなかったのに、こんなにリズミカルにテンポよくそしてチロチロと舐められるやり方があったなんて全然知りませんでした。経験が浅い私が言うものなんですが、こんな舐め方をできる男性ってどれほどいるんだろうと思ってしまいました。そんな風に先生に舐められるに連れ、段々と快感が高まりイッてしまいました。というかそれがイクということなのかどうか今でもよく分からないのですが、恐らく気持ちよかったのでそういうことなのでしょう。

そしてその後、最大の問題である挿入に。これまで経験した挿入では、ゆっくり入れてくれればいいのに、何故か男性がここで無理やりねじ込もうとしてくる印象がありました。そのためそこで気持ちのブロックがかかってしまい、膣の入り口が封鎖状態になってしまうのです。そしてその封鎖状態を一生懸命解こうとして男性が更に強くねじ込む。だから痛い。でも一旦入ってしまえば痛くなくなるだろうという勘違いでさらに入れようとする。もっと痛い。そのような悪循環の繰り返しの結果、常に「挿入は痛い」という思考パターンができあがってしまったのでしょう。私にとって挿入はまさに鬼門でもありました。何度か婦人科に相談にもいってみましたが、「ちょっと入り口が硬くはありますが特にそれ以外の問題は・・・」「そんな思いをさせる男性が悪いのです。教育してやりなさい。」というのがほとんどの医師の見解で、誰も私にこれ以上の知恵と希望は与えてはくれませんでした。まだ「これは病気だから手術してしまいなさい」と言われた方がどんなに気が楽だったか・・・。そんなわけで、先生に愛撫されながら、「こんなにゆったりスローペースで優しいセックスをする先生に入れられたらどうなるんだろう?」と考えながら快感を味わっていました。果たして先生の技術をもってして私のこの長年のコンプレックスが転換するのかどうか・・・。

そしてついに挿入に至りました。先生はゆっくり静かに挿入してくれて怖いという感じはありませんでした。でも、やはりまた痛みが生じてしまったのです。対面上体立位での挿入を繰り返すとだんだんと痛みが生じてきて、ついには先生に「痛い」と言ってしまいました。先生もそんなに出し入れしてないよとおっしゃっていたのですが、そうは言ってもやっぱりちょっと痛みがあるのです。あーあ、やっぱり私はそうなんだ・・・、と思ってしまい少し悲しくなりました。でも痛いことを正直に伝えたところ、先生は「どこが痛い?」「どんな風に痛い?」と丁寧に尋ねて下さって、挿入を止めて指でその部位を確かめるべく、いろいろと触って調べてくれました。最初は処女膜が取れきってないのではないかと疑っていた先生も、指で痛い位置を確かめてくれるにつれ、きちんと処女膜は取れているし、きちんと濡れてもいるし、体の機能的には何の問題もないよ、とおっしゃってくれました。先生をもってしてもやはり痛みが生じることに少しショックではありましたが、でも自分の体に何か問題があるんではないかとずっと疑ってきた私にとって、きちんと知識と経験のある方から体に問題はないとお墨付きをいただけたことは、自分の中で非常に嬉しいことでした。

挿入を止めてもらった後はいったんそこでやめ、先生とベッドに寄り添ってずっといろんなことを語らいました。ホントに長い時間、まるで恋人のように先生の腕枕に頭を預けながら、いろんなことについて話をしました。ご多忙な先生にせっかく時間をいただいて挑戦したにもかかわらず、最後までできなかったことに対し、本当に本当に申し訳なさを感じていた私ですが、先生はそんなことに呆れもせず動じることもなく、変わらぬまま優しい先生でした。全ての私の話を聴いた上で、「体には問題がないから本当だったら痛いはずはないんだよね。普通だったらその状態なら快感を感じるはずなのに、それが気持ちいいどころか痛さとして感じてしまうということは、やっぱり精神的な問題だと思う。精神的な何かが自分を閉じ込めてしまっているんではないかな。これまでの生い立ちによって本来の自分を開放できなくなっているんだと思うよ。もっと自分を開放してあげて。」とアドバイスをいただきました。まさか今まで目を背けていた家族の問題がこんな形で自分に降りかかってこようとは全く想像してなかった私でしたが、セックスの専門家である先生に改めて指摘されたことによって、自分のセックスライフにとって家庭の問題は放っておいてはならない問題なんだとしみじみ感じ、真面目に取り組む必要性を感じました。

そんな話をしているうちに私も「もし私がそれで開放されて官能のスイッチが入ってしまったらすごい事になりそうで恐いなぁ~」などと笑って言っていたのですが、先生にも「そうだよ。そんなにいい体をしてるのにもったいない。その体つきで感じ方まで良くなったらもう最高だね。」と言ってもらい、まさか先生からそんなお褒めの言葉?をいただけるなんて思ってもみなかったので、すごく嬉しくなってしまいました!

確かに私は、自分でも胸はそこそこ大きいと自覚はしていますが、でもその分お尻も大きいため、全体的にもっとスリムになりたいなぁと常々思っていました。でもそんな風に太い自分だと思っていた私が、先生に言わせると豊満とは想像もしていなかったので、妙に嬉しくなってしまったのです。先生は女性を褒めるのがホントに上手だなぁなんて思ってしまいました。

そして長い語らいの後、先生がわざわざ「もう一度試してみる?」と聞いてくださいました。自信はなかったのですがせっかくだからと思い、もう一度挑戦してみることにしました。優しい愛撫から始まり、クンニされ、気持ちよくはなっていったのですが、痛みを感じてしまった後の二度目ではなかなかそう気持ちが高まることもできずにいたところ、先生に「映画を撮ってるんだと思って声を出してごらん」と言われました。恥ずかしくてなかなか自分の殻を破ることができなかったのですが、できないなりに色っぽく声を出すよう頑張ってみたところ、段々と気持ちが高ぶりまたイってしまいました。そしてそこで再度挿入を試みたところ、やはり対面上体立位や後背位では痛みを感じ、段々と辛くなってしまいました。ところが、これでは無理と思い他に体位を変えて試してもらったところ、対面座位や騎乗位では「あれ?全然痛くない!」と痛みがない自分がいるのに気づいたのです。痛くないどころか、何かムズムズしてきて段々と気持ちよくなりそうなカンジすらするのです。さすがに痛みのあとだったので、これらの体位でイクところまでは至りませんでしたが、今後気持ちよくなってしまう予感がし、やみつきになってしまうかもと、とても嬉しくなりました。私でも最後まで苦痛を感じずにセックスを全うできるかもしれない、挿入を気持ちいいと感じられるかもしれない、そんな気持ちになれたのです。
先生も「ほらね、確かに今日痛みはなくならなかったかもしれないけど、でもこういうことができるって分かって進歩じゃない!?」とおっしゃって下さいました。そうですね、ホントその通りです!

このようなわけで、先生とのセックスで残念ながら悩みは全て解消することはできませんでした。もともとは重い気持ちを抱えて先生のところに飛び込んではみましたが、でも「もしこの一度で悩みが解消できようものなら私の人生バラ色だわ」くらいのつもりでのぞんだことではあったので、これでも良かったんだと思うようにしています。先生は私が落胆しているのではないかと心配してくださっていましたが、正直落ち込みたい気持ちもあります。でも落ち込んだところで感度バリバリな私が突然現れるわけでもないし、大体私は今回のことで何かを失ったかと考えると何も失っていないし、そう考えると落ち込むことに意味を感じられません。失ったどころか先生から自信をもらったし、痛みの解消に向けてセラピーをうけてみようという新しい一歩も踏み出したし、それに何といっても先生のあの優しい肌の感覚を体感できたことがステキなことです。あんなにやさしい温もりを感じられるセックスをしてくれる人に出会えたことが嬉しいことです。なので、これはとても貴重な体験でした。今度は自分を開放した自由な私になって、いつか先生にリベンジしたいなと思っています。



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