アダム徳永のスローセックスレポート

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小山絵里さん(仮名)25 レポート1

SEXが楽しくないから。でも女として産まれてきた喜びを知りたい。それがモニターに応募した理由です。今まで30人程とセックスをしましたが、セックスはずっと痛い、気持ちよくないと感じてきました。

人は変われど、セックスの内容はみんな同じ。みなに共通して言えることは「力が強すぎる」ということ。AVがセックスの教科書だと思っている男性は、女優のような反応を私に要求するのです。激しく手を動かせば女優のように潮を吹き、感じるものだと思い、思い切り私の中を掻き回す。胸の愛撫にしても強く揉んで、乳首を引っ張り、強く吸うばかり。

いつしか胸を触られると言い様のないイライラに襲われるようになりました。内心「もうやめて〜」って感じです。でもセックスの最中の「いや」はOKサインだと勘違いされてしまうんですよね。さらに力は強くなり、イライラは増すばかり、という悪循環に陥ってしまっていました。それでも場を盛り上げるために「感じているフリ」はしていました。男性が好きなAVのような感じで。男性は無神経だなと思うこともしばしば。以下がセックスした男性に言われた言葉です。

「お前濡れにくいな。不感症じゃないの?」

「なんでイカないんだよ。前の彼女は何回でもイッたのに」

「前の彼女は胸大きかったなぁ」

「AV女優みたいに潮吹いてくれたら興奮するのに」

何気なく言った言葉かも知れませんが、私の胸に深く突き刺さり、一時は鬱になり、不眠症になりました。それ以外にも無神経な行動といえば、私が疲れていてセックスしたくない気分なのに無理矢理脱がせていきなり挿入する。レイプ気分で楽しい。私は全然気持ちよくないよ。
無理矢理フェラさせて自分だけイッて満足する。私はあなたのオナニーの道具ですか?
後で勇気を出して「嫌だった」ことを告げると、「なんで言わなかったんだよ?」と言われます。「言えるもんなら言ってるよ!」って感じです。

痛い、気持ちよくない、下手、モノが小さい、時間が短い、しんどい、そう思っても、私達女性は我慢しています。好きだから。相手を傷つけたくないから。

なぜ男性は分からないんでしょうね。身も心も近くするはずのセックスが、二人の心を離してしまっているというのはとても悲しいことだと思います。セックスの悩みで不眠症になっているとき、アダム先生の本に出会いました。なんで私たち女性の気持ちが分かるんだろう?すごい!すごい!私が探し求めていたものがここに有る!
本を読むといままでの暗い気持ちが晴れました。私と同じように悩み、感じている女性がいることが分かり、「私一人じゃないんだ」と安心しました。こんなセックスがしてみたい!と思い、モニターに応募しました。

男性にやめていただきたいこと、私達女性が本当に思っていることを書きます。

●AVを基準、教科書にする。女優さんはほぼ演技です。あんなに大袈裟に感じる事を私達に要求しないで下さい。あんなに激しくされても、感じるどころか痛いだけ。
感じる振り、イク振りはしてあげているけど、心は覚めて「早く終わらないかな」なんて考えています。

●一緒にホテルで居る時にAVを観ないで下さい。「ほら興奮するだろ?」って言うけれど、私は全然興奮しません。中には興奮する女性もいらっしゃるんでしょうけど。私はむしろ悲しくなります。なぜかって、顔が可愛くて、胸が大きい女優さん。それに比べ、胸が小さくて自分に自信がない私。濡れにくいし、潮吹きも、イクことも出来ない私。隣りにいると惨めな気分になって、Hどころかあなたと一緒に居るのも嫌になって逃げ出したくなってしまう。観るのは一人の時だけにして下さいね。

●決め付けるような言い方はやめて下さい。「気持ちよかっただろ?」「イッた?」「こんなに濡れて、お前感じすぎ」こんな風に言われたら、ほんとにそうじゃなくても私達女性は「うん」ってうなずくしかないんです。「気持ちよかった?」むしろ痛いだけだったけどね。あんなHでイケるわけないじゃない。「濡れやすいからって勘違いしないでくれる?」心の中ではこんなこと思ってます。「痛くない?」「どうされたら気持ちいいの?」って優しく聞いて欲しいです。

●変に自信を持つのをやめて下さい。「前の彼女が何回もイク子でさぁ。俺ってやっぱり上手いんかなぁ」「5回できるなんてすごいだろう」前の彼女はたまたまイキやすい体質だったんじゃない。それか演技かもね。だって私は全然気持ち良くないもの。しょうもないのを5回されるよりも、長くて優しいセックス1回だけでいいのにな。

●優しくして。これはセックスに限らず全ての面においてです。威張るのが「男らしさ」だと勘違いしてる男性が多いように思います。女王様のようになりたいわけでは有りません。ホテルのドアを開ける、お湯を溜める、タオルや歯ブラシを用意する、飲み物を用意する。毎回じゃなくてもいいんです。私がして当然だと思わないで下さい。気遣いが出来る優しい人こそ「本当に男らしい人」だと思います。余裕が有る大人の男性なのだなと感じます。セックスには精神的な物が大きく作用します。セックスの前から優しくしていただけたら、愛されていると感じ、嬉しくて私達のテンションは上がります。セックスの時だけ優しいのはダメ。セックスの時でさえ優しくないのは論外です。

☆☆

アダム先生の事務所へ向かっている時はとても緊張していました。しかし先生が笑顔で迎えて下さり、今までのつらい体験を親身になって聞いて下さいました。

私は過去に潮吹きを要求されたことがあって、潮吹きができない自分の身体がダメなのかと思っていました。しかし「男ってばかだよね。ごめんなさいね。潮吹きできる子なんてほんの一握りで、AV女優さんも本当は痛いのを我慢しているんだよ。」と言って下さり、涙が出そうになりました。私の話をちゃんと受け止めて「共感」して下さった男性は、先生が初めてだったからです。今までにも何度か勇気を出してお付き合いしていた男性にセックスの話をしたことが有りました。先生の書かれた本を見せて、「こういうセックスがしてみたいの。」とか「イカせようとしてくれなくていいから、もっと優しく、ゆっくりして」などと。しかし茶化されたり、「お前変な話するなよ」って軽く流されたりして、真剣に受け止めてくれた人は一人も居なかったのです。「言ってもだめなら、もう一生満足するセックスはできないのかな」と諦めるようになりました。

特に「イカなくてもいい」という気持ちは男性にはなかなか理解できないようです。私はいままで一度もセックスでいったことはありません。「俺がイカせてやる」と意気込まれたりするとプレッシャーで、余計緊張してしまいます。「頑張ってくれているのに、イケない自分」が嫌で自己嫌悪に陥ります。そしてセックスが楽しくなくなり、身体的にも、精神的にも苦痛の時間となっていました。しかし先生は今までの男性とは違いました。女性の気持ちを本当に理解してくれる人だと思いました。

話を聞いてくださってから、ホテルへと向かいました。「ここからは恋人気分でね」といって手をつないで、アダムウォークという歩き方で向かいました。先生の体温が手から伝わってきてドキドキしてしまいました。

ホテルに入ると、飲み物や歯ブラシを用意してくださり、お湯まで溜めて下さりました。いつもは女の私がして当然、男の人は一人でAVを観ていたりするのに。テレビをつけず、JジャズのBGMだけが流れている空間はとても気持ちがよかったです。先生がテレビをつけなかったことは些細な事ではありますが、私はとってもとっても嬉しかったんです。  男性の方には疑問かもしれませんが、女性の方ならわかっていただけると思います。私はセックスの前にテレビを見るのがあまり好きではありません。ラブホテルというせっかく非日常的な2人きりの空間に来ているのに、わざわざテレビを見る必要が有るのと思います。テレビに夢中で、私はほったらかしにされることもしばしば。パチンコ攻略や競馬、スポーツ番組など彼だけが興味あるものを見られると正直しらけてしまいます。

あと、AVを見せて「ほら、興奮するだろ」っていう男性、非常に多いですが、女性を代表して言わせてもらうと「ありえない」「論外」です。おそらく興奮しているのはあなただけでしょう。AV女優さんに目がいっているから、隣で嫌そうにしている私の表情、態度になんて気づきもしません。だから毎回懲りずに見せてくるんですよね。学習能力の無さに呆れます。あなただって私が好きな「アイドルのかっこいい男の子」や「俳優さん」の映像に夢中になっていたらおもしろくないでしょう。「俺がいるのになんでそっちに夢中なんだ!?」って思うはず。私たちもそれと同じことを感じています。もうすこし女心を理解してほしいものです。私を放っておいてAVを観られているのが悲しくて、寂しくて、同じ空間に居られなくて、トイレにこもって一時間泣いていたことが数回あります。それでも彼らはAVに夢中だから気づいてくれたことはありません(苦笑)。

男性がみな先生のように優しかったらいいのにと思いました。先生はお風呂に入るまでの間、いろいろな話をしてくださり、リラックスできました。好きな彼とたわいもないお喋りは、大好きです。テレビはやめて、セックスの前からコミュニケーションをとることは素晴らしいと思いました。

一緒にお風呂に入りました。「綺麗な胸だね」という先生の言葉がとても嬉しかったです。私の胸は大きくないし、今までにお付き合いしていた男性から「お前の胸は小さいな」「前の彼女は大きかったなぁ」と言われ、ショックで、とてもコンプレックスでした。胸を褒めてもらったのは初めてでした。また、浮気されたことが有るのですが、その浮気相手がみな胸の大きな女性だったので、私の胸は魅力がないのだと思っていました。

男性の皆さん、冗談でも身体の事をけなすのは、やめてほしいです。冗談のつもりで言ったことでも、女性の心には大きな傷となります。きれいな胸の友人が、彼氏に小さいといわれて豊胸手術をしました。言葉は慎重に。

お湯につかっている時、アダムタッチで触られてゾクゾクして声が漏れてしまいました。いつものようにいきなり乳首を触られたり、指を入れられたりすることがなく、ゆっくりゆっくりと、優しく、身体全体を触られるのは初めてのことでした。足の指を触られて気持ちいいと感じたのは初めてでした。優しく触られると「安心」して、リラックス状態になり、脳が快感をキャッチできるようになるのかなと感じました。

「演技はしないでいいよ。」という先生の言葉が嬉しかったです。声を出すこと、演技をすることに気をつかわなくて良いなんて。今までは「かわいい声を出そうとか、ここはもうすこし大きい声を出したほうが興奮してくれるかな?」などセックスにあまり集中できませんでした。

ですから快感だけに集中できるというのは初めての体験でした。ベッドにうつぶせになると、パウダーをかけてマッサージをしてくださりました。サラサラとした感じがとても心地よく、気持ち良かったです。男性にマッサージしてもらったのも先生が初めての人です。徐々にアダムタッチへと変わっていき、おしりを触られると「あんっ」と声が出てしまいました。「あれ?演技じゃないの?」と聞かれて恥ずかしくなりました。

それから胸を愛撫され、また感じてしまいました。いつもはあまり感じないのに、先生の優しいタッチと舌遣いが気持よくて、じんわりと濡れていくのを感じました。ゆっくりと、優しく触られたり、舐められた方が、舌や指の一つ一つの動きをじっくり感じることができて、気持ちがいいことを初めて知りました。

キスも初めは、唇が触れるか触れないかくらいで、徐々に激しくなっていくのがとても興奮しました。「ペニスキス」といって男性の口を女性器に例え、私の舌を男性器に例えるキスを教えていただいたのですが、癖になりそうです。普段は私から舌を入れることはなく、男性が入れてきます。入れる側の感覚もいいなと思いました。

首、背中、内腿や、脇、二の腕をゆっくり愛撫されると、はじめのうちはくすぐったかったのですが、時間がたつにつれて、徐々に快感へと変わっていきました。こんなところまで性感帯なんて知りませんでした。胸や、クリトリスとはまた違った「ゾクゾク」っとする感じがたまりませんでした。頭までゾクゾク感が伝わって来て、気持ち良すぎて声を出す余裕がないくらい。今思い出しても、鳥肌が立ってしまします。

お尻を触られている時焦らされている感じがたまりませんでした。恥ずかしながら「早くアナルもなめて欲しい」と思ってしまいました。今までにも舐められたことはありますが全然気持ち良くなかったんです。それが舐められた時にはなんともいえない気持ちよさにまた喘いでしまいました。「あれ、ここは感じなかったんじゃなかったっけ」と先生に言われ、「ううん。すごく気持ちいい」と言っている自分がいました。

それからクリトリスへ。そっと触れられただけなのに、身体が「ビクンっ」となりました。すっっっごい気持ちいい。そしてクンニされた時にはもうたまりませんでした。体中がカーッと熱くなっていくのを感じました。いつもならゴシゴシこすられて痛いから脚をとじてしまったり、身体が避けてしまったりするのですが、先生のやわらかい舌の感触がとても気持ち良くて、もう何がなんだかわからない感じ。「私どうなってるの」って頭がぼーっとして、ずっと快感に身を委ねていました。長時間なめてくださりとても気持ち良かった。そして嬉しかったです。ふわふわして夢の中にいるような感覚でした。

指を挿入された時はもうおかしくなってしまいそうでした。今までの男性は、AV男優の見よう見まねで「ただやみくもに、激しくかき回す」という感じでしたが、先生の指使いは「気持ちいい場所を的確に把握している」という感じでした。いつもなら指でかき回されると痛いだけで、途中で乾いてくるのです。しかし、今回は奥からどんどんあふれ出てきているのがわかりました。

Gスポット、アダムGスポット、Tスポット、と説明しながら順にして下さったのですが、どれもきもちよかったです。なかでもGスポットが一番気持ちよかったような気がします。頭がぼーっとしていたので確かではありませんが・・・

「僕にも愛撫して」と言われ、交代しました。しかし気持ち良すぎて体に力が入らず、なかなか起き上がれませんでした。本当は時間をかけて焦らしながら愛撫したらよかったのでしょうが、早く先生のモノが欲しくて、じらすことができませんでした。なめている時先生の身体が「びくん」となるのがとても嬉しかったです。

フェラチオの時、無言、無反応の男性がいますが、男性が女性のあえぎ声に興奮するように、私たち女性も「何らかの反応」があれば嬉しいし興奮します。体を痙攣させるとか、声を洩らすとか「気持ちいいよ」って言ってくれるとか。

挿入したときは十分に濡れていたので、全く痛くありませんでした。先生がゆっくりと動いてくれたのがとても気持ち良かったし、安心できました。「愛されている」というのが伝わってくるのです。性欲処理ではなく、優しく愛撫してくれているというふうに感じました。入れていきなり激しく動く人が多いのですが、恐怖感を感じてしまい、身体が固まってしまってしまいます。はじめはゆっくりしていただければ嬉しいです。

正常位、座位、騎乗位、バック、そのほかにもさまざまな体位をしていただきました。
気持ち良すぎてはっきりとは覚えていません。印象に残っているのは騎乗位とバックです。騎乗位では、気持ち良すぎて、勝手に腰を動かしてしまいました。恥ずかしいとさえ考えられないくらい快感に溺れました。

バックは私が動くことができる体勢にしていただきました。いつも男性が主導ですから、自分が動くのは初めてでした。気持よかったです。それからどれくらい交接していたのでしょうか。気持よすぎて「もうだめ」という言葉が出てしまいました。心からその言葉がでたのは初めてでした。フィニッシュになると、今までとは違う、先生の激しい一面を見ることができ、さらに興奮してしまいました。そしていくときは「あーーーーっっ」という大きな雄叫びを聞いて驚きました。本では読んで知っていたけれど、まさかあれほどとは!!

終わってから、30分ほど眠りました。心地よい眠りでした。帰る時には歩くのがしんどいくらい、疲れ切っていました(笑)これからは、ジャンクセックスではなく、スローセックスがしたいと思っています。ずっと続く快感を、愛する人と2人で共有できることは素晴らしいことです。セックスについて真剣に考えてくれるパートナーと付き合うことが大切だと思いました。

~私のトラウマ~

男性と女性では身体がまったく違いますし、お互いに理解できないこともたくさんあります。相手の話をちゃんと受け止め、考えて下さい。そうすれば、二人のSEXはよくなり、心身ともに満足できると思います。

男性にわかっていただきたいのは、「女性がSEXについて話すのはとても勇気が要る」ということです。SEXにおいて何かを我慢している女性はたくさんいます。でも「相手を傷つけるんじゃないか」と思うとなかなか言い出せません。それでも「ずっと付き合っていきたい」、「お互いに満足するSEXがしたい」、好きだからこそ相手に対してもう嘘、はつきたくない。感じているフリり、イッたフリりは、したくない。そう思って勇気を振り絞って、打ち明けます。

私は以前お付き合いしていた男性に、勇気を出して言いました。「指でかき回されるの痛いの」「おもちゃを使うのはやめて」「AVをつけないで」「いきなり指を入れるのはやめて、怖いから」。付き合って1年後にやっと言うことができました。しかし返ってきたのはこんな言葉でした。「構造上、指を入れて痛いっていうことは有り得ないやろ。今までそんなこと一度も言われたことないし、お前の身体がおかしいんじゃない?」「みんなおもちゃも使ってるしAVもつけてる。それに指を入れるのが痛いって言われたら、どうやってSEXできるんだ。お前がおかしい。」

やっと言えたと思ったのに、全く理解してもらえず、とても傷つきました。その瞬間、涙があふれ出て止まりませんでした。しかし私が泣いているにも関わらず、「なんで泣くんだ。早く舐めて」といわれ、とても苦しい思いをしたのを覚えています。今でもトラウマとなっています。男性のみなさん。どうかこんな思いを、愛する彼女にさせないでください。



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